レザークラフトの道具は単品で揃えるかセットで買うかどちらがお得?

レザークラフトに興味があるけどどんな道具が必要なんだろうか?
ネットでみているとお洒落な作品ばかりでセンスがないとできないのかな・・

と諦めていませんか?

この記事ではこれから始めたい方を対象に、レザークラフトの歴史や楽しさを解説します。

レザークラフトを始めるのにセンスは必要ないです!

そしてレザークラフトを始めるときに欠かせないのが道具です。

この記事では以下の内容を知ることができます。

・道具を買うときは単品かセットどちらがよいか

レザークラフトに最低限必要な道具

・レザークラフトを始めるときに便利な道具セット

目次

道具はセット購入がオススメ

道具セットがよいのか、必要なものだけ買うのがいいのか

どちらが良いのか迷っている方は必見です。

この記事ではどちらが良いかの理由とおススメのセットなど紹介していきます。

レザークラフトを始めるにあたって道具が必要ですよね。

専用の道具が必要なので1から集める人がほとんどだと思います。

結局セットがいいのか単品がいいのか迷ってしまいませんか?

そこでこの記事ではセットが良いのか、単品が良いのか結論を出したいと思います。

結論 道具セットがオススメ

特に道具を1つも持っていない方はセットがオススメです。

道具セットと単品ではそれぞれメリット・デメリットがあります。

それについて説明します。

道具セットのメリット

すぐに始められる

道具セットにはレザークラフトに必要となる道具が揃っています。

家に届いた時点ですぐにレザークラフトに取りかかることができます。

また、BOXや収容グッズと一緒になっていることが多いので、
自分で収納用の入れ物や道具を用意しなくても済むので楽です。

収容箱含めて揃うのでお手軽に始めることができます。

安価で必要なものが揃う

単品で全て揃えるよりも安価に揃うのが特徴です。

様々な道具セットがありますが、どのセットもおおよそ5000円〜15000円で買えます。

一方で単品で全てを集めると、どうしても1本1本が高くなります。

コストだけで比較すると、道具セットの方が安くなります。

とにかく安価で始めれる というのは初心者に寄り添った最大のメリットです。

道具セットのデメリット

これだけお得な道具セットですがデメリットもあります。

実際私も購入したことがあるのですが、その時感じた経験含めお伝えします。

不要な道具も入っている

大量の道具がセットになったものを購入した場合、そのほとんどを使わない場合があります

レザーを漉くための工具などは質が悪くて使えなかったりします。

「たくさん入っているのを買ったけど、結局よく使うのは5個くらいだな」

こういったことがよくあります。

私も値段につられてECサイトで安価なセットを購入したことがありますが、
結局セットされていたものはほとんど使用していません。

安価なセットは道具の説明書がない場合もあるので、初心者の方は注意してください。

足りない分は結局買う必要がある

初心者セットにはたくさんの道具がセットになっていますが、

それでも足りない道具が多々あります。

例えばゴム板やガラス板といった少し大きいサイズのものは含まれていないことが多いです。

「セットで買ったは良いもののあの道具が入ってなかった!」

という失敗は多々ありますのでご注意ください。

購入前に内容物や商品レビューを確認しておくことが重要です。

単品のメリット

必要な道具だけを揃えることができる

レザークラフトで必要となる道具実は限られています

セット購入の場合、選ぶ必要がないので楽ですが、やっぱり不要な道具も多いです。

ちゃんと自分で選び、必要なものだけを揃えることができれば

初心者セットを買うよりも安価で済ませることができます

100円ショップでも代用できる道具があります。

お金をかけたくない場合は100円ショップを活用することもオススメの方法です。

質のいい道具に出会える

自分で道具を選ぶため、質のいい道具に出会えることもあります。

レザークラフトの道具はSNS上で販売されていることも多いです。

ECサイトだけでなく、InstagramやTwitterなどもチェックしていると
いい道具と出会うことができます。

いい道具を使うと作業も捗るしモチベーションも高まるのでオススメです!

単品のデメリット

コストがかかる

初心者セットになっている10点〜100点を全て自分で集めようとすると、

かなりの金額がかかります。

単純にコストだけでセットと比較すると不利です。

安価に済ませる場合には下調べが重要となります。

道具選びの知識が必要

道具の知識がないと、どの道具を買っていいのか分からないですよね。

自分の作りたいものに対してどのような道具が必要になるか

ちゃんと知った上で道具を買う必要があります。

「安く買っていい道具なのか」といった知識が必要となります。

すぐにでも始めたい!

という気持ちなのに道具の下調べをするのは少し煩わしいですよね。

道具の知識がついてきた頃にステップアップしていくのがオススメです。

レザークラフトをはじめる楽しさと魅力

レザークラフトは皮革を用いた工芸で、一略してレザクラとも言われます。

レザークラフトの歴史は定かではないですが、皮革の歴史と同じではないかといわれています。

ヨーロッパでは肉を食べる際に採った皮を、コートや帽子または靴などに利用していた様です。

現在のレザークラフトは趣味で楽しむ人も多いです。

Amazonや楽天ではレザークラフトキットが販売されていますが、
キットという形で販売しているのは、手軽に始めたい人が多いからでしょう。

レザークラフトの楽しさは何と言っても

「作る楽しさ」と「使う楽しさ」の両方を味わうことができることです。

物を作り、形にすることは本当に楽しいです。

最初は上手くできないかもしれません。

しかし、不細工な作品でも使っていれば愛着がわいてきます。

レザークラフトをするのに最低限必要な道具は?

レザークラフトに関する素朴な疑問を集めました。

1 、特別な工具は必要なの?

はい。

結論:レザークラフトを始めるのに必要な道具9選

以下が揃っていればレザークラフトができます。

①革包丁・別たち
②菱目打ち
③ゴム板
④ハンマー
⑤針
⑥ロウビキ糸
⑦ライター
⑧トコノール
⑨スリッカー

レザークラフトの流れって?

レザークラフトをするにあたってどんな流れがあるのか簡単に説明していきます。

この流れを知った上で道具の選定をしてみてください。

STEP
革を見つける

まずは何と言っても革ですよね。これがないと始まりません。

一方でたくさんの種類があります。

まずは自分の作りたい小物のイメージをつけてから革を購入することが大事です。

STEP
型紙を使って革を切る

次は型紙を使って革を切っていきます。

革の裁断にはハサミよりも革包丁がオススメになります。

ハサミは握力がすり減ります(笑)

STEP
革に穴を開けて縫う

革を縫うために穴を開け、その穴に糸を通していく必要があります。

革は布と違い頑丈のため、事前に穴を開けなければいけません。

その穴に対して糸を通していき、縫い付けます。

STEP
コバを磨く

レザークラフトの醍醐味!コバ磨きです。

専用の表面処理材をつけて、磨いていきます。

ツルツルの表面にできた時は感動ですよ!

本題:必要な道具9選!

それでは冒頭で説明したものについて説明していきます。

①革包丁・別たち →革を切る

革を切るために必要なのは革包丁です。

基本的に高価なものの方が切りやすいのであまり安価なものはオススメしませんが、

研ぐことで切れ味を向上させることができるので、安価なものでも大丈夫です。

革包丁はまだ要らないな、という方はOLFAの別たちがおすすめです!

安価で手に入るし、替え刃方式のため研ぐ必要もありません。

レザークラフトのプロや教室でも普通に使われています。

②菱目打ち →穴を開ける

穴を開けるために必要なのがこの菱目打ちです。

取り敢えず数本セットになっているものがおすすめです。

よく使うのは2本目、4本目のものですね。

2本目はカーブ、4本目は直線に使えます。

③ゴム板 →穴を開ける

ゴム板は菱目打ちで穴を開ける際の下敷きに使います。

これ、絶対必要です!

下敷きにカッターマットなどを使用し、その上で穴を開けてしまうと一撃でカッターマットも穴が空きます。

ゴム板は大きめのサイズの方が効率よくできるのでおすすめです。

④ハンマー →穴を開ける

菱目打ちを打つために使います。

紹介しているハンマーでなくても木槌やゴムハンマーでも可能です。

ゴムハンマーであれば100円ショップでもあります。

過去記事で紹介しているので参考にしてみてください↓

⑤針 →革を縫う

革を縫うために専用の針が要ります

ちょっと太めです。

裁縫用の針ではそもそも糸が通らないのと、革が頑丈すぎて折れてしまいます。

多めにセットされているものがお得です。

⑥ロウビキ糸 →革を縫う

革を縫うにはロウビキ糸を使用します。

すでにロウが染み込んでいる糸と、そうでない糸があります。

まずはすでにロウビキされている糸がおすすめです。

特にクラフト社の糸は径も細く縫いやすくておすすめです。

⑦ライター →革を縫う

なぜライター?と思ったかもしれませんが、ロウビキ糸を最後に止める為に使います。

ここで紹介しているほどの値段のものは不要です!

が、やはりライターはBicのライターですね

⑧トコノール →コバを磨く

コバ磨きの表面処理材にはトコノールを使います。

他にもトコフィニッシュ等あります。

取り敢えずトコノールかトコフィニッシュがあれば十分です。

⑨スリッカー →コバを磨く

実際に磨く道具には専用のスリッカーがおすすめです!

Amazonにあるこのタイプのものであればセットで安いので、手に入れる価値あります!

他にも揃えた方がいい工具はありますが、取りあえずは上記の工具を揃えたらスタートできます。

別の工具が必要になったら、その都度購入すればいいと思います。

手っ取り早くスタートしたい人は、レザークラフトキットを購入しましょう。

2、 不器用な人でもできるの?

YouTubeでレザークラフトの制作動画を観たら解ると思いますが、

皮を切るときと裁縫するときは手先の器用さが必要です。

ただ手先の器用さは、訓練である程度は鍛えることができます。

プロのレザークラフト作家は手先を自由にコントロールできる

繊細な器用さが必要ですが、始めるにあたっては必要最低限の器用さがあれば十分です。

効果的な練習方法を紹介します。

  • カッティング技術を身に付けたい人は、型を厚紙に貼り、切り取る練習がオススメ。
  • 裁縫技術を身に付けたい人は、実際に裁縫用具を購入し、作品を作ってみましょう。
  • 最初は薄い革で作品を作ることをおすすめします。慣れてきたら厚め革でチャレンジしましょう。

レザークラフトの皮は厚いので、厚い物を切る感覚を覚えることは大切です。

練習を繰り返すうちに、力の入れ加減が解ってきます。

裁縫用具と布は100均でも購入できます。

3、レザークラフトはどうやって学べばいい?

レザークラフトを学ぶ方法は主に2つです。

1、教室に通う
2、独学で習得する

どちらにもメリットとデメリットがりますので、自分に合った方法を選んでください。

メリットデメリット
教室で学ぶ・無料で工具が使えるのでお気に入りが見つけられる
・不明点を質問できる
・先生の動きを直接みれる
・仲間ができる
・月謝が必要
・進行ペースが自分に合わないことがある
・通わなければならない
独学で学ぶ・月謝が必要ない
・自分のペースで進められる
・気の向いた時にできる
・つまづいた時にすぐ聞けない
・やらなくなってしまうことがある
・情報は自分で取得しないといけない

予算に余裕があれば教室に通うのがおすすめです。

教室で学ぶメリットには、質問できたり、実演を見たり、

無料で工具が使えたり、使い易い工具を聞けたり、

仲間ができ作品を見せ合える点があります。

独学する場合は、教則動画や本から型紙を入手し、

初心者の間は簡単な作品を目指しましょう。

作品の形状は、湾曲状よりも正方形または長方形がおすすめです。

下記に作りやすい作品をまとめてありますので、こちらも参考にしてみてください。

レザークラフトで作品を作るときには型紙(作品を作るときの部品形状がかかれたもの)が必要になります。
無料で入手することもできますし、本についているものを使うこともできます。

実物大の型紙がついてないと拡大などして使わないといけませんので、
はじめは実物大の大きさの型紙がついている本を購入すると余計な作業なしで作れます

オススメのレザークラフト用道具セット5選

革手縫い工具18点セット<プレミアム>

こちらは初心者だけではなく、中級者も満足できる内容です。

皮は厚くて針が通しにくいので、菱目打ちで縫い穴を開けると糸を通すのは簡単です。

キットには「2本菱目打ち 4mm巾」と「4本菱目打ち 4mm巾」が収納されているので、
不足を感じることはないでしょう

一般的には直線部は4本菱目打ちが便利で、曲線部は2本菱目打ちが便利です。

また、型紙が6枚も付いているのでしばらく楽しめます。

キットで制作できるものには、小銭入れ、お札入れ、写真入れなどがありますが、
初めての方は制作が簡単な、お札入れに挑戦したらいいでしょう。慣れてきたら、
写真入れやミニポーチに挑戦してください。

レザークラフト工具 スターターセット 12種の工具

キットの内容を見ると割高な印象を受けるかもしれませんが、レビューにもあるように品質は確かです。質の悪い工具はイメージ通りに扱うことができませんが、質の良い工具はイメージ通りに使用できるので快適です。

ガイドブック付きなので、始めてレザークラフトに挑戦する人には重宝すると思います。。

仕立て用目打ちSが収納されていますが、仕立て用目打ちSは穴を開けるときに使います。

レザークラフト作品にビーズを付けるとより高級感が出ます。
ビーズを付ける場所に仕立て用目打ちSでしっかり穴を開けましょう。

ビーズが映えるレザークラフト作品はいろいろありますが、ミニポーチの制作が面白いと思います。

初心者の間はシンプルなミニポーチしか制作できないと思いますが、ポーチの一部にビーズを付けるだけで、高級感のあるミニポーチに様変わりします。

レザークラフト 工具セット18点コンプリートキット+書籍+ヌメ革タンローA4サイズ

こちらはセット商品です。

手縫いでつくるカードケースの制作工程のマニュアルは、初心者にとっては便利です。
極限まで制作工程を分解して説明しているので、初心者でも迷うことは少ないと思います。

菱錐が収納されているのも便利です。

菱錐は目打ちで開けた穴が貫通していないときに使いますが、菱錐を突き刺すだけでしっかり貫通するようになります。

丸錐・菱錐カバーミニキットはプレゼント商品ですが、初心者は湾曲状にカットするのが難しいので助かるでしょう。最初はこのようなキットを使って、湾曲状にカットする作品に慣れましょう。

慣れてきたら、キットを使わないで挑戦してください。

レザークラフト 工具セット 初心者 キット

低価格帯のキットですが、バッグなども制作できます。

要最低限の工具しか収納していませんが、痒いところに手が届く内容です。

菱目打ち(4本セット)や0.8mmロウ引き糸(10色)は、本当に便利だと思います。
作品によっては穴の開け方を工夫しなければいけませんが、

4種類の菱目打ちがあれば、必ずフィットするものがあります。

ロウ引き糸はレザークラフトでは絶対に必要ですが、色が選べた方が楽しいです。

こちらのキットは10色から選べます。

色を工夫すれば、見栄えの良い作品になるでしょう。
場合によっては異なる色のロウ引き糸を使い、ステッチングなどするとお洒落ですね。

目の肥えた人であれば、ロウ引き糸の色にも注目してくれると思います。

「YIGIZA」簡易説明書付き 工具セット

こちらのキットは穴を開ける工具が充実しています。菱目打ちは4種類あり、さまざまな穴を開けることができます。

通常は菱目打ちだけで十分ですが、キットには穴あけポンチもあります。穴あけポンチも皮に穴を開ける工具ですが、木槌で叩くだけなので使い方は簡単です。

穴開けポンチは、バネホックボタン、ジャンパーボタンなどの穴を開けるときに便利です。

キットには金属定規もありますが、金属定規は皮職人もおすすめしている定規です。金属定規は強度が強く耐久性に優れていますが、強度が強いので少しぐらいカッターが当たっても破損しません。

カービング刻印棒は面白い工具です。20種類の図柄があるので、その日の気分によって、あれこれ選ぶことができます。オリジナルなレザークラフト作品を制作することができたら楽しいですが、カービング刻印棒を使えば具現化しやすいです。

上手になったらインターネットで販売してみましょう

完成度の高いレザークラフト作品が制作できるようになったら、インターネットで販売にチャレンジしてみましょう。

インターネット上にはminneなどの、ハンドメイド専門のネットモールがあります。

最初はなかなか買ってくれないと思いますが、出品することでレベルアップするのは確かです。

また出品することで、モチベーションがアップします。

販売するのが恥ずかしい人は、SNSに写真をアップロードしたり友人や家族にプレゼントできると良いですね。

まとめ

● 道具セットは安価でラクに始められる
● 不要なものが含まれていることもあるので注意
● 単品買いはいい道具に出会えるけど道具の知識が必要

道具セットはラクに始めることができます。

必要最低限のものが含まれているので何も考えずとも道具が揃います。

一方不要な道具も多く入っていたりするので、せめて商品レビューは見るようにしてください。

単品購入は良質な道具に出会えることもできます。

レザークラフトの魅力は実際に手を動かして作品が完成した時だと私は思います。

高齢になってからレザークラフトを始める人もいます。

レザークラフトが縁で交流の機会が増えたという話はよく聞きます。

レザークラフトは体力必要ないですし、

飛び抜けたセンス必要ありません

大切なことは、制作を楽しむことです。

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