革靴を履いた後にお手入れをしていますか?
「どんな方法で手入れをしたら良いか分からない」「手入れするのが面倒だ」
など色々な理由お手入れができていない方向けに、このページでは
3分でできる日常的なお手入れ方法を紹介していきます。
実は、お手入れより手間がかからず大事なことがあるんです。
履いた後のお手入れはホントに簡単ですので、続けて目を通してみてくださいね。
なぜ革靴を履いた後にお手入れが必要か?
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1日履いた靴は汗による湿気と付着したほこりが原因でとてもカビやすく、
かつ革が水分を吸収しているのでシワになりやすい状態になっています。
日常的なお手入れはほこりを落とす、靴を乾燥させることだけです。
行う作業はブラッシングとシュートリーを入れるだけですので玄関でササっと済ませましょう。
これだけで格段に革靴を長持ちさせることができますのでとても効率的ですね!
下記の記事では、月に一度程度の本格的なお手入れについて
手順や必要な道具を紹介しておりますので併せてお読みください。
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必要な道具
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基本セットがあれば十分です。
基本的なお手入れに関することや、基本の道具、
お手入れの頻度に関しては下記の記事をご確認下さい。
なぜ、お手入れが必要なのかに触れながら説明をしています。
![](https://loveleathercraft.net/wp-content/uploads/2022/09/fc933454aae1511bd17c8b3188b361b7-300x158.jpg)
靴にシューキーパーを入れる手順とポイント
シューレスを緩める
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シューレスの紐を外して軽く緩めましょう。
紐を緩めると次回履くときに楽に履けることと、
紐を締めたまま長く使用しているとダメージが蓄積して型崩れなどに繋がります。
シューキーパーも入れやすくなります。
少し手間ですが、1日の終わりだけでも靴を脱いだら紐を緩めましょう。
シューキーパーを入れる
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シューキーパーを斜めにして靴に入れ込みましょう。
力に任せて入れ込むのではなく
シューキーパーをひねるようにして甲を上に戻すように差し込めばスッと入っていくはずです。
最後はかかとの部分を下に押し込み、ヒールカップにしっかりフィットさせましょう。
ブラッシング
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1日履くだけで、たくさんのほこりと汚れが靴には付着します。
ほこりや汚れは靴の見た目が悪くなるだけではなくカビの発生の原因となります。
使用するブラシは馬毛ブラシなどの柔らかめで密度の高いブラシが
ほこりを良く払い落としてくれます。
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ブラッシングではほこりを落とすことに重点を置き、
強く磨くのではなく、
優しくなでるようにほこりを払い落していきましょう。
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また、靴のコバ(ソールサイド部分)と縫い目の間にも
汚れがたまりますので合わせてほこりを払い落しましょう。
靴にたまった湿気を乾燥させる
足は人間の体の中でも汗の量が多いと言われている部分です。
履いている間に革靴が含んでしまった汗を風通しの良い場所でしっかり乾燥させましょう。
しかし、靴棚は基本的に扉が閉まるタイプが多いため、
扉をしめ切れば、中はカビの繁殖に最も適した暗くて湿っぽい環境を作り出します。
閉め切った靴棚の中は他の靴の湿気もあるため除湿剤などを設置して湿気対策を行いましょう。
併せて除菌効果のあるものを入れておけばよりカビの発生を押させることが可能です。
除湿剤
据え置き除湿剤はどのタイプでも良いです。
備長炭いりですと臭いも抑えてくれ、2役こなしてくれて経済的です。
靴の中に直接入れて除湿するタイプもあります。
高価な革靴などで絶対にカビなどを付けたくない時は据え置きタイプと併用すると効果的です。
≫ドライペット除湿剤 スピード吸湿 くつ用 くりかえし再生タイプ 2枚入×3個(3足分)
防カビ、抗菌
酸素殺菌できるタイプです。
カビの繁殖を抑えたり、雑菌の繁殖を抑えることができます。
一度でも靴棚の中で靴がカビてしまうと、カビ菌が残りますので
抗菌をしておくことを推奨します。
また、靴が臭いなと思う方も抗菌効果で雑菌の繁殖を抑制できます。
靴がカビてしまった時のケアや防カビの方法については下記の記事をご確認ください。
カビケアでやってはいけないことなどを挙げながら説明をしています。
≫【2つの商品の比較検証】ビジネスシューズのカビ除去方法と防カビ対策
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まとめ
・1日の終わりにはブラッシングをしてほこりを落とす。
・靴箱に入れる前に風通しの良い場所で乾燥させましょう。
・除湿剤などを使い湿気が少ない環境で保管しましょう。
履いた後のお手入れはとても簡単ですね。
お手入れと合せて大事なのが保管する場所の環境です。
良い保管環境は長く革靴を使うベースとなりますし、
除湿剤や抗菌材を使用すれば手間もかからず高い効果があります。
私もお手入れを怠って大事な革靴にカビが生えてしまったことが何度もあります。
皆さんにはその様な悲しい経験をしてほしくないです。
履いた後には手入れをお忘れなく。