革に穴をあけたいのですが、効率的に革に穴があけられる方法を教えてください!
菱目打ちの種類やおすすめのメーカーについて教えてほしいです!
みなさん菱目打ちはご存知ですか?
レザークラフトでは必要な道具です。
私も毎回使用します。
この記事では革に糸を通すための穴をあけたり、
装飾用の穴をあけたりする菱目打ちの種類と、
おすすめの道具やメーカーを紹介します。
この記事を見れば菱目打ちの使い方や種類について知る事ができます。
革に穴をあける道具 菱目打ちとは
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菱目打ちとはレザーに縫い穴を開ける道具です。
ハンマーで叩くことでレザーに穴を開けることができ
3mm、4mm、5mmなどの間隔などで道具に違いがあります。
また、刃の本数にも1本、2本、4本、6本、など種類があります。
選ぶ際は【刃間隔の巾】と【刃の本数】を確認しましょう。
3mm巾などは「3mmはば」と読みます。
効率的に穴をあける菱目打ちの種類
ここでは菱目打ちの種類について紹介します。
平目打ちを含めるといくつかの種類があります。
どの種類もですが、刃の本数によって以下の使い方がオススメです。
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それでは種類について見ていきましょう。
1、菱目打ち
一般的な菱目打ちです。6本、5本、4本と色々な種類があります。
基本的に4本、2本、1本と持っていると便利です。
4本で直線、2本・1本で曲線に穴を開けることができます。
穴に差が出ないように同じメーカーのものを揃えるようにしましょう。
2、ヨーロッパ目打ち
ヨーロッパ目打ちという菱目打ちもあります。
ヨーロッパ目打ちはシャープなステッチングをしたい、
厚い革に目打ちしたいときに使用すると良いです。
通常の菱目打ちとは形状が異なります。
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ヨーロッパ目打ちは菱目打ちと違って長方形の縫い穴が開きます。
線状の小さな穴です。
菱形ではないため、糸を通した時穴が開かないのが特徴です。
見た目もオシャレなステッチなのでアクセントに使えます。
縫い穴の大きさが気になる人は是非試して見てください。
3、平目打ち
平目うちはかがり縫いを行う際に使います。
平らな縫い穴が開くのが特徴です。
使い方は菱目打ちと同じです。
かがり縫いがやりたい!という人には必須のアイテムになります。
かがり縫いについてはこちらの記事を参照ください。
全くの初心者の方はまずは菱目打ちからのスタートをオススメします。
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オススメの菱目打ち
共進エル
オススメは協進エル製の菱目打ちです。
刃幅と刃の本数はお好みで選んでください。刃の本数別に数本持っていると作業性もアップします
協進エルは日本のレザークラフト工具メーカーです。
工具類においては信頼のおけるメーカーです。品質もかなり良いです。
他にも、ヨーロッパ目打、平目打、グルーバー、菱ギリなど販売されています。
便利ツール
静音用の工具なども深夜に作業される方にはおススメです。
ハンマーでたたく音が気になる方には良いですね。
ただ、目打ちが沢山必要な場合には必要なアクションがハンマーでたたくより
多くなりますので、作業効率が低下してしまいます。
マルチハンマー
打撃音が気になる方はゴムハンマーなら音が出にくい特徴があります。
木のハンマーとのコンビなので昼間は木を使い夜はゴムなどの使い分けもできます。
木づちとゴムハンマーが一体になっているので便利です。
抜けない時はどうする?
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レザーを分厚く重ねた時、菱目うちが抜けないことはありませんか?
ハンマーで叩きすぎて奥まで刺さってしまうとそうなります。
そんな時の解決策についても紹介します。
側面を磨く
菱目打ちの針側面をやすりで磨きます。
ツルツルにするのです。
そうすることで抜けやすくなります。
ロウをつける
菱目うちにロウをつけます。
あまりつけすぎると縫い穴にロウが詰まってしまうので、少量つけます。
少しですが抜けやすくなります。
ロウは縫い糸に使用したりもしますので、一つは持っておきたいものです。
磨くとどうしても目に見えない研磨した極小キズが残り
長期間使わない場合はさらに抜けにくくなってしまう原因となりますので
特にこだわりが無ければロウを付けた方が無難です。
まとめ
- 菱目打ちには数種類ある
- オススメは協進エル製
- 抜けない場合はロウをつける
この記事では菱目打ちについて紹介してきました。
穴の見た目は思ったより完成品の見映えに影響しますので、
レザークラフトでは必須工具のひとつです。
菱目打ちのことを理解してレザークラフトライフを楽しみましょう!
Goro