ブログやアフィリエイトサイトの運営によって収入を得ている方がここ数年増えています。
その流れに伴い、ブログサイトを個人間で売買する “サイト売買 “が盛んになってきていることをご存知でしょうか?
サイト売買には多くのメリットがありますが、注意しなければならない点もあります。
この記事では、ブログサイトの個人間売買に関連する潜在的な注意点について説明します。
これらを回避する方法を事前に知り、ぜひ取引を成功させてください。
この記事では下記の内容を知ることができます。
・ブログサイト売買の際にトラブルを事前に避けるポイント
・ブログの価値を判断するポイントと判断方法
・Googleのアップデートなどにより、期待していた収益が得られない可能性について
・売主記載の数値と、買主が計測した数値が異なる可能性について
・アフィリエイトや広告収入の場合の入金されるまでのタイムラグについて
ブログサイトの個人売買でトラブルを避けるポイント

一般的な事かもしれませんが経験上お付き合いするべきでない人の特徴を知っておきましょう。
私はかれこれ20年程対個人営業と対法人営業を経験しています。
現在では会社を経営する立場として新規の取引先様とのお取引を頻繁に行います。
新規のお取引をするときはお金をもらえないリスクや仕事をきっちりこなしてもらえないことがあります。
ブログサイトの売買ではプラットフォームサイト利用すれば、お金をもらえないことや、サイトの受け渡しが行われないことはないです。しかし、サイトの譲渡までは売主と買主でコミュニケーションが必要です。
この様な人と取引をするとトラブルになる可能性が高いという方です。
どうしても売買したい場合は細心の注意を払って取引を進めましょう。
・返信のレスポンスが遅い 2日以上連絡が返ってこない。
・言葉使いが荒い、文章が乱雑
・質問の内容に答えてもらえない。
・文字でのやり取りでもキャッチボールが成り立たない。
・取引を焦らせて来る。
サイト売買の流れについて参考になるサイト
【ラッコM&A:サイト売却の流れ / サイト購入の流れ】
契約段階に進んだ時はこれらの項目を振り返ってみてください。
ブログ売買のプラットフォームサイトについては下記の記事でおススメのサイトを紹介しています。
どのサイト使うか決めてない方は参考にしてください。

それでは、ここからはブログサイトの購入にいたるまでに見落としがちなポイント紹介していきます。
ブログサイトの値段や相場価格の基準は?

はじめてブログサイトを個人で売買する際には売られているサイトの相場が分からないため、
売値や買値をどのように判断するか困ると思います。
そこで、どの様なポイントで判断をされるか記載していきます。
ブログサイトの値段の評価基準は下記のポイントを参考に判断されます。
サイトの収益
価格決定の一番の要因はサイトの収益性です。
1万円/月で稼いでいるサイトより10万円/月で稼いでいるサイトの方が価格は高くなります。
試しに、下記のリンクからどれくらいの販売価格の差が出るかシュミレーションすることも可能です。
例えば、
収益1万円、PV1万、UU1万、広告料、特記事項無し、運営横ばい
という条件で査定すると
おおよそ最低14万円くらいの価格が付きます。
これを収益だけ10万に変更すると
単純に最低140万くらいの価格が付きます。
どの様に稼いでいるか
・ECサイト
・アフェリエイト
・会員誘導型など
収益を得るためにどれくらいの労力が必要なのか?売主個人の力で収益を得ていたのか?
例えば同じ1万円の収益を得る方法として、ECサイトで販売をして発送や在庫管理が伴う場合と、アフェリエイト収益ではサイトを購入したいと考えている方はどちらを買いたいと思うでしょうか?
当然、アフェリエイト収益で稼げるサイトが人気です。
どの様に収益を稼いでいるかもサイトの販売価格を決める要因の一つです。
上記の条件で収益モデルを広告料(アフェリエイト)から物販(ECサイト)に変更すると
最低価格は14万→10万と査定価格が下がります。
手間がかかる分人気が下がるという事ですね。
サイトを購入する時は、収益モデルをしっかり検討しましょう。
・PV/UU
PV/UUがすべてではないですが、多い方が好ましいです。
PV数からは他にも情報を読み解くことができます。
まずは、下記の点に注意して方向性を決めてみてください。
・サイトとあなたがやろうとしていることは相性が良さそうですか?
・記事はたくさん投稿できそうですか?
・記事の量を重視しますか?質を重視しますか?
例えば、1万PV以上あるサイトは記事に特徴があるはずです。
500記事あって1万PVというサイトもあれば、100記事で1万PVというサイトもあります。
1記事あたりのPV数が高いサイトの方が良質な記事が揃っていそうですよね?
参考までですが、査定にはPV数は影響無いようです。
今までの査定条件で
5000PV、20000PVと変更してみましたが査定価格に変化はありませんでした。
サイトのジャンル
読み手の人生や健康にかかわるジャンルの個人で運営するサイトはGoogle検索で上位表示されない
Google検索で上位表示されないという事は、アフェリエイトサイトを運営する上では致命的ですので、このジャンルに該当するサイトを購入する場合は良く考えてから判断してください。
私はこれを知らずにサイトを購入しましたが運よくこのジャンルを避けることができました。
皆さんには事前に知った上でサイト売買を行っていただきたいです。
売るときに評価が低く、かつ買主が今後運営する時にリスクが高いジャンルについては下記の記事で詳しく書いてありますので合わせてお読みください。

ここまでにサイトの価格がどの様に付くか書いてきました。
しかしながら、ブログ売買は1点ものがおおいので決まった相場が存在しません。
そのため、同じようなブログでも買主と売主が了承すれば価格は大きくぶれる可能性があります。
自分でどれくらいの価格で売りたいのか?それともどれくらいの価格で買いたいのかをある程度決めておく必要があります。
相場表を貼る できればリストを集めるために無料登録、もしくはついった―フォローを条件にする
PV/UUと利益の正確さと実際の乖離について

ブログサイトを売買する際には、必ず対象サイトのパフォーマンスをできるだけ正確に把握することが重要です。
平均ページビュー(PV)と訪問者数/ユニーク数(UU)を一定期間モニターし、サイトのパフォーマンスを観察する必要があります。
このデータは売主によって提供されていることがほとんどですが売主側で計測した情報と、
購入後に買主側で計測した情報が必ずしも同じような数値になることを保証した数値ではないことをあらかじめ理解してください。
ブログサイトの予想収益に関しても、サイト移行によって同じ収入を得られる可能性は低いです。
事前情報と購入後の数値の乖離に関してはあらかじめ売主、買主で条件を定めておくことでトラブルを回避することができます。
売主側も買主側も気持ちの良い取引ができるように心がけましょう。
アフィリエイト収入と広告収入のタイムラグ

ブログサイトの購入に伴うもう一つの大きなリスクは、
所有権の移転とアフィリエイトや広告の収入が入金されるまでのタイムラグです。
ブログサイトを購入したら、翌日から発生する収入をすぐに享受できるわけではありません。
想定される収益が入るまで、数か月待つ必要があるのです。
また、所有権が移転しますので各ASPとは新たに提携を結びなおす必要があります。
アマゾンアソシエイト、楽天、Googleアドセンス、A8、もしもアフェリエイト、など
収益を得ている方法が1つとは限りませんのでサイト移行による作業が発生することを想定しておいてください。
具体的には、下記の様な作業が必要になります。
・各アフェリエイトサイトへの登録
・各アフェリエイトサイトとの提携
・アフェリエイトリンクの張替
これらの作業を終えて初めて収益があなたのモノになります。
収益が発生しだしてからも収益の発生と収益の確定にはタイムラグがある場合があります。
収益があなたのモノになるまで2か月程度かかるASPもありますのでこの様なことも事前に頭に入れておいていただければ、『話が違うじゃないか』という事になるリスクを減らせますね。
次は契約の際に必要となってくる契約書についてご説明します。
ブログ個人売買で必要な契約書

ブログサイトを売買する場合、売買の条件をまとめた契約書が交わされる可能性があります。
というか、トラブルを防ぐためには書面での契約書は必須事項だと思っておいてください。
必要な詳細がすべて含まれており、お互い合意した内容に間違いがないことを確認するために契約書を交わします。
実際には訴訟まで行くことは少ないと思いますが、言った言わないを防ぐためにも契約書はあった方が良いです。
まとめ
プラットフォームサイトを使用するからといってすべてが自動でブログの売買が完了するわけではないです。
売主も買主も最低限のコミュニケーションは必要ですのでお互いに気持ちよく取引を終わらせることができるように配慮しましょう。
この記事のまとめ
・ブログサイトの収益性
・収益モデル
・PV/UU
・サイトのジャンル
・収益の発生までタイムラグがある