【イラストでサクッと紹介】「5種類」のメンズ革靴と特徴まとめ

革靴を見ていて『羽根』『コバ』など意味不明な用語に出会ったことはありませんか?
ネットで調べても、色々な情報があり何が正しいのかわからないことがありますよね。

今回は、知っていると革靴選びの時に役に立つ、つま先の形状の種類と革靴の種類、
パーツごとの名称を説明しながら使われる素材の呼び方をサクッと説明していきます。

知っておけば、革靴を選ぶときやケアするときに『えっ!?』とならないよう
優先順位の高いものをピックアップして説明していきます。

目次

つま先の形別 メンズ革靴の種類と特徴

トゥ(つま先の形)の種類

※フォーマル度に関しては諸説ありますので参考程度とお考え下さい。

プレーントゥ

出展:エドワードグリーン クロケット&ジョーンズ

+外羽根式

つま先に装飾などが無いシンプルなデザインです。外羽根式は紐を通す部分が甲の上に載っており、中央部で左右に開くことができるので脱ぎは気がしやすいのが特徴です。足の甲が高い人でも合わせやすく日本人には合いやすい靴の種類です。ビジネスからカジュアルまで使えて手入れもしやすいので1足目の革靴にオススメです。

フォーマル ☆☆☆   中間
着用時間  ☆☆☆☆☆ 長時間に強い

+内羽根式

外羽根式と違い紐を通す部分がアッパーと一体化しています。羽根を大きく開くことができないのでフィット感の調整は外羽根式程柔軟に行えません。履いているうちに革がなじんできてフィット感が出てきますので、初めのうちは気持ちきつめの方が履きなれてからフィット感が出やすいです。外羽根式よりもよりフォーマルな用途で使用されます。

フォーマル ☆☆☆☆☆ フォーマル度高い
着用時間  ☆☆☆   長時間可

ストレートチップ

出展:エドワードグリーン クロケット&ジョーンズ

トゥの部分が別パーツになっており、ほぼ直線の縫い目で縫い合わせれたスタイル。このパーツをトゥキャップと呼ぶ。プレーントゥよりドレッシーかつフォーマルさが増す。縫い目に飾りがある物をパンチドキャップトゥ(はカジュアルより)と呼びます。

黒の内羽根式ストレートチップはモーニングなどの昼の礼装に合わせる靴とされています。冠婚葬祭用に持っておくとべんりです。日本には昼と夜で靴を履き替える文化が無いですが、夜の礼装には内羽根式のプレーントゥを合わせるのが正式とされています。

フォーマル ☆☆☆☆☆ フォーマル度高い
着用時間  ☆☆☆☆  長時間可

Uチップ/Vチップ

出展:エドワードグリーン ケンフォード

タンから伸びる革がU字、V字にモカシン縫いがされているタイプ。スワールモカシンとほとんどデザインは変わりませんが、こちらの方がカジュアルよりな位置ずけです。スーツスタイルにも合わせることができますし、カジュアルな服装にも合わせられるため2足目や3足目に持っておくと重宝します。

現在のビジネスマンも多くの方が利用していることからビジネス利用がNGという訳ではありません。

フォーマル ☆☆    カジュアルより
着用時間  ☆☆☆☆  長時間可

スワールモカシン

出展:エドワードグリーン リーガル トリッカーズ

縫い目が甲の前部に2本入っている構造の靴のことをさします。必ずしもモカシン縫いがされているわけではなく、ステッチやブローキングでもこの様な形状であればモカシンと呼ばれます。縦に入った2本のラインがスマートに見えるため日本でもビジネスマンの間で人気があります。

フォーマル ☆☆☆☆☆ フォーマル度高い
着用時間  ☆☆☆☆  長時間可

ウィングチップ

出展:リーガル トリッカーズ

逆M 字の穴飾りが左右まで伸びる。革靴全体に穴飾りをあしらった【フルプローグ】、ストレートチップに穴飾りとメダリオンをあしらった【セミプロ―グ】、ストレートチップに穴飾りを施した【クォータープローグ】、そして穴飾りがヒールまで1直線につながった【ロングウィングチップ】というように穴飾りの装飾の仕方で靴のタイプが異なります。

評価はフルプローグの場合

フォーマル ☆     カジュアル
着用時間  ☆☆☆☆  長時間可

革靴のパーツ名称

アッパー

靴の足の甲を覆う部分、ソール(靴底)以外の部分を総称してアッパーと呼びます。
靴の見た目やバランス、ディティールなどメーカにより違いがあります。
これからお気に入りの1足を見つけ出してください。

①ヒール

かかとの部分の事です。摩耗しやすい場所になりますので定期的に張替も行います。
履くときは靴ベラを使用し、脱ぐときはひもを緩めて手を使い脱ぐなど日ごろの小さな心がけで長持ちさせ
事もできます。

②羽根

靴の紐が取り付けられるパーツ、主に「内羽根式」と「外羽根式」「サイド式」があります。
主に、履きごごちに影響をあたえますので見た目と履いている時間を考慮して選びましょう。

③タン

ベロとも呼ばれ、足の甲を包むとともに靴内へのほこりの侵入を防ぐ役目です。
お手入れする時はケアを怠りがちですがタンもケアしてあげてくださいね。

④ライニング

アッパーの裏側につける革の事です。アッパーの補強や履き心地を良くする役目があります。

⑤トゥ(トゥキャップ)

つま先の事です。補強や装飾で別の革で覆われている場合はトゥキャップとも呼ばれます。
つま先の形状やデザインなどいくつか種類があります。相手からは一番よく見られる部分です。

⑥コバ

ソールの外側の部分の事です。ソールとアッパーを縫い付けている場所でもあります。
長く使っていると意外にもせてきたり、色が落ちてきます。コバがきれいだと靴の見た目が
引き締まります。コバも1ヶ月に1回は確認しましょう。

⑦ソール

靴底の事です。コバもソールの一部です。
ソールはラバーソールとゴムソールの2種類が主流です。すり減ってきたらメンテナンスで取り換えなどもできますよ。

スムースレザーとは?

スムースレザーとは牛革の事です。シボ加工や起毛加工がされていない普通の革をスムースレザーといいます。基本的にビジネスシューズで使用する革靴はほとんどがスムースレザーで作られています。

カーフスキン 最高級の革

生後6か月以内の子牛の革の事をカーフスキンと呼びます。日本ではキップスキンと区別することがありますが

欧米ではカーススキンとキップスキンを総称してカーフスキンと呼びます。

薄手できめが細かく滑らかな手触りが特徴です。非常に上質な革のため、

革靴としては1部の高級ブランドのアッパーとして使用されています。

ステアハイド 革靴の定番革

生後6か月までに去勢して育てられた2歳以上の雄牛の革です。

革に厚みがあり強度に優れ、カーフやキップには劣りますが表面のきめの細かさや

傷の少なさは比較的均一に揃っており、一枚の革から多くのパーツを取ることができるので

革靴用の革として重宝されています。

カウハイド 使用頻度は多くない

生後2年程度の子牛を生んだことのある雌牛の革です。

厚みとしなやかさがあり、品質は個体にもよりますがキップとステアハイドの間くらいの場合が多いです。

ステアハイドに比べ品質の均一さが落ちパーツを取れる場所が少ないためステアハイド程使用されていません。

ブルハイド 硬くてキズが多い

名前から想像できそうな呼び名ですが、生後3年以上の雄牛の革です。

革全体が大きく厚みもありますが、きめが粗く柔らかさに欠けます。

体表に多くキズがある場合が多く革靴用としては靴底用以外に使われることはほとんどないです。

アッパー形別 メンズ革靴の種類と特徴

アッパーのデザインだけではフォーマル用、ビジネス用、カジュアルなど分けきることはできませんが、代表的な種類を簡単に説明します。革靴には穴飾りやエナメル加工など見た目に関わる装飾が複数ありますので、用途は靴全体を見て判断しましょう。

外羽根 

出展:チーニー


外羽根式は紐を通す部分が甲の上に載っており、中央部で左右に開くことができるので紐を良く締めることができます。

脱ぎ履きがしやすいのが特徴です。

内羽根と比べる少しカジュアルよりですが、足の甲が高い人でも合わせやすく日本人には合いやすい靴の種類です。

ビジネスからカジュアルまで使えお手入れもしやすいので1足目の革靴にオススメです。

フォーマル ☆☆☆   中間
着用時間  ☆☆☆☆☆ 長時間履く場合に良い

内羽根 

出展:エドワードグリーン

外羽根式と違い紐を通す部分がアッパーと一体化しています。

羽根の開閉域が少ないのでフィット感の調整は外羽根式程柔軟に行えません。

しかし、開閉調整がしにくい分、履いているうちに革がなじんできてフィット感が出やすいです。

初めのうちは気持ちきつめの方が履きなれてからフィット感が出やすいです。

イギリス王室が発祥のため外羽根式よりもよりフォーマルな用途で使用されます。

フォーマル ☆☆☆☆☆ フォーマル度高い
着用時間  ☆☆☆   長時間可

ホールカット

出展:Alfred Sargent

アッパーが1枚革で作られたスタイルで、ワンピースとも呼ばれる。
パーティーなどの装いに合わせることが多い。すっきりとしたスマートな見た目です。

靴の特徴上、飾りがないので木型の良しあしがダイレクトに表れるため、職人の革選びの技術と

腕が問われる靴です。

フォーマル ☆☆☆  中間
着用時間  ☆☆☆  長時間可

サイドレース

出展:リーガル公式

サイドにシューレスを通す切れ目が入っている個性的な見た目が特徴。
デザイン重視の使用ですが、モンクトラップの親戚?の様なイメージを個人的には感じます。

フォーマル ???  不明
着用時間  ☆☆☆  長時間可

スリッポン

出展:Alfred Sargent

紐や留め具が無く、脱ぎ履きが素早くできるのが特徴。
フォーマルなデザインも存在するが、基本的にはカジュアルな印象を持たれます。

黒色を選ぶことでフォーマルな場面でも使用できます。

フォーマル ☆☆☆  中間
着用時間  ☆☆   普通

サイドエラスティック

出展:エドワードグリーン

靴のサイドにゴムを織り込んだ布が取り付けられ伸縮性があるため、
靴を履いたり脱いだりすることが容易な実用的なタイプの靴。

日本では甲高の人でも使い易いためビジネス用のデザインも豊富に作られているので、
用途に応じて色々なシーンで使用することができます。

フォーマル ☆☆☆  中間
着用時間  ☆☆   普通

ケア用クリームの基礎知識

クリームには乳化性(革の状態を維持する)と油性(見た目に光沢を与える)の2種類があります。そしてクリーム自体はいくつかの成分で構成されています。その成分の役割を知ればどの様なクリーム使えば良いかも選びやすくなりますね。

成分は主にロウ(表面に光沢を出す)、油脂(革に油分を与える)、有機溶剤(つなぎ)が使用されています。

最近では車用のワックスなどでも使用されるカルバナが使用されていることもありますがロウの一種です。

有機溶剤は揮発していくため革靴の表面にはほとんど残りません。

役割乳化性油性
乾燥を防ぐ
光沢を与える

乳化性のものは革の表面が乾燥しないように使用する目的で使用します。ロウをほとんどしようしないデリケートクリームもこちらの部類です。革自体の保湿が目的で使用するため、靴に光沢を出したりすることには向いていません。

油性のものは主に光沢や艶を出すことが得意です。ワックスはコチラの部類で通常のケアクリームと比べ塗りかねることで靴の表面をピカピカにすることもできます。

ロウを使用しているクリームには多少ですが撥水効果もあります。新品の靴などは忘れずにケアしてあげることで水濡れによるシミなどを付きにくくすることもできます。

まとめ

  • 革靴のデザインでフォーマル度が変わるので注意しましょう。
  • つま先の形も実は4種類あります
  • どの様な用途で履くのかを決めてから購入しましょう

少しはお役にたちそうでしょうか?

これだけ知っておくだけでも、ずいぶん靴を選びやすくなるのではないでしょうか。

基礎的なことが分かればビジネス、フォーマル、カジュアル向きなど用途を知って履きこなすことができますよね。

ビジネス向きにオススメのシューズについてはビジネスマンの集う展示会場でどの種類の靴が主に履かれているか計測したデータをのせて説明していますので参考までに下記の記事を読んでみてください。

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